北海道横断旅

公共交通機関ONLYの北海道横断旅 Vol.3

目次

  • 日記
  • 実際のスケジュール
  • 費用について
    • 地域共通クーポン
    • 使用金額

日記

3日目の実際の旅の様子

雨の音で起きた朝。
今日しか神威岬に行ける時が無いのですごく焦った。天気予報を確認するが、雨マークが付いている。だが、曇りのサイトもあるし、晴れのサイトもあった。神威岬は一度行ってみたかった場所。一か八か行くしか無い!!
そしてバスターミナルにやってきたが、私みたいな観光客っぽい人はあまりいなさそうだなあ。と思っていると、何やら途中のバス停で次々降りていく。観光客かと思っていた人まで。もしかして、神威岬に行くの、私だけか? と思っていると、余市駅にて人がたくさんバスに乗車。なるほど、ここで乗る人の方が多いのかもしれない。少し安堵した。いや、別に人はいない方がいい。だが、天候が天候だけにもしかして門が閉まっている可能性もある(天気が酷いと門が閉まり、神威岬の先端まで行けないらしい)ため、万が一どっかで(観光所とか)そういう情報がで流れていたのなら最悪だ。HPは確認しているから大丈夫とは思うが、やはり人が少ないとそういう不安に駆られてしまうのだ(バスの本数も少ないし、閉まっているとめっちゃ困る)。だからここで人が乗ってくれると、安心感があった。まあ私も余市駅からバスに乗るプランも考えたりしていたので、ここで神威岬にいくために乗り込む人が多いのは妥当だと思う。正直、乗車時間長すぎて尻が痛くなってきたし。ふと車内に目を移すと、いつの間にやら周りに人がいない。乗っているのは男性が一人(余市駅で乗車した人)。
神威岬って有名な観光スポットの筈なのだが、一体…?

まあ、けどお仲間がいるのでいいか。もし閉まっていても一人じゃない。

バスから見える景色も絶景

窓からの海の景色を楽しんでいると、神威岬に到着。男性もやはりここが目当てだったようだ。ズンズン歩いていく男性。駐車場を見渡すとガラーンとしている。
そのため神威岬ほぼ独占。トイレに行ったりしていたので、先っぽに着く頃にはマジで私1人。しかも途中、強風でスマホ飛ばされそうどころか自分が飛ばされそうになる始末。

景色はいいが強風が凄まじい

そのため、このままでは自分の命が危ういと判断し、先端に着くまで撮影は中断。数カ所ほどフェンスが壊れているため、寄りかかりたくても寄りかかれない。フェンスのすぐ向こうは崖だ。慎重に渡った。これで観光制限かからないのマジで不思議だと思いながらなんとか先っぽへ。

先っぽからの景色は、息を飲むほど美しかった。

先端から見える景色


とても綺麗で、死にそうになりながらここまで来たことを瞬時に忘れさせてくれた。こんなにきれいな景色を独り占めにできるなんて、なんて運が良いのだろうとすら思えてきた。しかし、帰りのことを考えると少し憂鬱。あの強風の中をまた行かねばならぬのかと思うと萎える。だが、いつまでもここにいるわけには行かない。意を決して、再び戻る。
しかし、帰りは行きほど酷くはなかった。まあ、それでも風がピューピュー凄かったが。女人禁制だった意味が初めてよくわかった。
戻ってきたが、バスの時間が後2時間。まあ、これは知っていたので何ら問題はない。「カムイ番屋」で30分ほど過ごし、その後歩いて「食堂うしお」に行ってお昼ご飯を食べれば時間的にちょうどいいだろうと思って「カムイ番屋」に向かうが、何だが店が暗い。あれ? もしかしてまだ空いてないのか?と確認すると、張り紙を見つけた。『今年度の営業は終了しました』と書いてある。はあああああああ!?!? まじかよ!!!?! 嘘だろ!? 10月下旬くらいまでやってると聞いていたのだが、もう終了してたのかよ・・・。そこでしばらく過ごそうと思ってたのに😭

だが仕方がない。ここで止まっていても風で寒いばかり。少し早いが歩いて「食堂うしお」までいくことにした。まあ、「食堂うしお」で食べる予定ではあったけど、こんなに早く向かう羽目になるとは。
だらだら歩いてると強風に煽られるし、雨に降られるし…。折り畳み傘を開くが、軽量重視で選んだ傘は差した瞬間に吹っ飛び、逆さまになってしまった。ああもう最悪だ。超軽量型だから壊れはしてないが、これじゃあ差すのは諦めるしかない。髪は潮風でギシギシだし最悪。すると、近くでトラックが通りかかり、見かねた運ちゃんが送っていくと声を掛けてくれた。めっちゃありがたい!神様だ✨✨ と感動したが、あとちょっと(歩いて1分ほど)で「食堂うしお」に到着するというところ。感謝だけ伝え、丁重に断る。そして、ようやく着いたお店。入って座ると、ストーブを近くに近づけてくれたし、あったかいお茶もくれた。マジで神。しかし、積丹の生ウニは時期が終わってしまったとのこと。仕方なしに道央の生ウニと積丹ウニの炙りのハーフ丼を注文。出てきたのはたくさんのウニが乗った丼。

ウニ丼

なんて贅沢!!!こんなの初めて食べる。生ウニがとろけるようにうまい。また炙りの香ばしさもよかった。暖かな汁物も冷えた体に染み渡るようで、夢心地の気分だった。
そこで体を温めつつゆっくりと過ごし、バスの時間がもうそろそろだったので近くのバス停へ。そこで少々待っていると、雨が降ってきた。仕方ないので、近くの奥まった空き家で雨宿りをした。しかし待っていると一台のバスが通り過ぎた。
まさかあのバスではないよな?慌ててバス停付近に近き、確認すると時間ぴったり。時間が時刻表ぴったりだっただけに嫌な予感がする。空き家が奥まったところにあったから運転手が気づかなかったのかも…
絶望しそうになったその時。もう1台バスが現れた。どうやら通り過ぎたのは別のシャトルバスだったようだ。ほっとした。
ほっとして、暖かいバスに乗ったからか、爆睡した。いつの間にか余市駅までバスは進んでいた。そういえば、と昨日の写真を確認しようとGoogleフォトを開いた。すると、ない。見事に札幌旅の分が。顔がさーっと青ざめていく。ダメ元でiPhone内のフォトを確認するがやはりない。どうにかして復元できないか調べるが高額出してサルベージを依頼するならワンチャンあるかも的なことしか出ない。仕方ないので、文章に書き起こした。思い出せる限り鮮明に。まだ序盤だったからマシだ。これがもし旅の後半に気づいたのだとしたら…。そんな思いで泣きそうになりながら文章を書き起こした。そしていつのまにか小樽駅に着いていた。
そこからやけになりながら小樽を観光。
小樽芸術村なるものが近くにあり、かつクーポンが使えるとわかり、早速そこへ。そして三館共通券を買おうとすると、店の人から16:00までだから全部見れないかもしれないと言われた。悩んだが、2000円のクーポンを使えるところがこの辺で見当たらないので買う事に。超特急で3館制覇。3館とも(一部を除き)撮影はできたので満足。

芸術村の館内の様子


その後、日本銀行旧小樽支店金融資料館のところへ。

日本銀行旧小樽支店金融資料館の中

なんとここはタダ!! 最高。博物館系はタダであるべきっすよね。そして無料でありながら、この内容のボリューム。当時のことを勉強することができ、とても良かった。
その後は電車跡をぶらぶら。ここでも陽キャ達は思い思いにポーズをとりながら撮影。私はインキャなので、どこまで続いているのか、端っこまで行こうとした。

看板
線路

片方は制覇した。だが、もう片方までの端っこまでがかなり長く、広い道路まできたのにまだ先にあるのを確認した瞬間に断念した。
そのあとは小樽の街並みをぶらぶら。
その後、「中華食堂 桂苑」にて小樽のソールフードのあんかけ焼きそばを食べに。

あんかけ焼きそば

これが大当たり。あったかいし、美味しいし、値段も手頃。こういう感じの地元グルメって、実は一番良き。こういうB級感がある方がここでしか食べれない感がある。
ホテルに戻り、またまたお風呂を入れる。今日は京王プラザホテル札幌でもらったバスソルトを入れて。めっちゃいい匂いで、すごく体が温まりました。

京王プラザホテルでもらったバスソルト

実際のスケジュール

午前:バスにて神威岬へ。神威岬で強風に煽られながらも先っぽまで到達。
   カムイ番屋がやっていないため、だらだら歩きながら「食堂うしお」へ
   おっちゃんに声をかけられるも、すぐそばだったので丁重に断る。
   「食堂うしお」に到着。ウニ丼を堪能する。
午後:時間通りにバスが1台通ったため一瞬絶望しそうになるが、バスが遅れていただけだった。
  小樽に到着。小樽芸術村3館を制覇。
  日本銀行旧小樽支店金融資料館でお勉強。
  電車跡と小樽の街並みをブラブラ。
  一度ホテルに帰り、休憩。
  あんかけ焼きそばを堪能する。

費用について

地域共通クーポン

前回までの額:7,000円分

今回使用した額:2,000 円分

※10/17(土)までのを使用

残りの地域共通クーポン:5,000円分

使用金額

使用目的値段
小樽駅から神威岬までの往復のバス代3,620円
ウニ丼4,750 円
小樽芸術村3館券(地域共通クーポン2,000円分使用)0円
あんかけ焼きそば870円
【合計】9,240円

前日まで使った分と合わせると・・・18,433円

公共交通機関ONLYの北海道横断旅 Vol.4はこちらをチェック♪

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kuonkaito.606@gmail.com
久遠海音です♪ 旅行や漫画・アニメが大好きで、特に海外旅行へ行くことを生きがいにしている貧乏人です。そんなインドア貧乏人が海外旅行に行った時の体験記を中心にブログを書いています。

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