資格

中国語知識0からHSK4級に3ヶ月で合格した勉強方法

HSKとはどのような資格のことなのか?

HSKとはHanyu Shuiping Kaoshi(漢語水平考試)の略であり、中国政府が公認している唯一の世界標準中国語テストのことです。
HSKは日本でしか効力を持たない中国語検定とは違い、世界中で公的証明として活用できる資格なため、中国語でグローバルな活躍をしたい人にお勧めです。
もしこれから中国語を学びたい人で中国語検定とHSKのどちらを受けるか迷っている人は、とりあえずHSKを取っておきましょう。国内外共に公的証明書として使えるので汎用性が高いので、無駄になることはありません。
逆に中国語翻訳の仕事をしたいという目的がはっきりしている人は中国語検定の方が良いでしょう。HSKは問題文も何もかも中国語でできており、日本語から中国語へ変換するというより、中国語で考える力を高めるように作られています。なので日本語から中国語への翻訳力を高めたい人は中国語検定を受けましょう。

HSK4級の難易度はどのくらいなのか?

語彙量CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)
HSK1級150語A1(初学者)
HSK2級300語A2(初級者)
HSK3級600語B1(中級者)
HSK4級1200語B2(準上級者)
HSK5級2500語C1(上級者)
HSK6級5000語以上C2(熟練者)
HSKの級の難易度をCEFRに置き換えた表

日本の試験とは違い、級が大きいほど難易度が高くなります。HSK4級ともなると中級者レベルであり、大学の第二外国語における第二年度後期履修程度であります。
しかしHSKは世界基準の難易度を表しているので、母国語が日本語である人はヨーロッパ語圏の人たちに比べ、簡単に取得することができます。そのため中国語を勉強する日本人の中ではHSK1級・2級は容易に取れてしまいお金の無駄と考える人が多く、3級・4級から受ける人が多いです。更に英語の基礎的な文法をマスターしていれば、中国語の読みと書きはより簡単に習得できるでしょう。
そのため、日本人にとってはHSK4級は他の言語と比べ比較的簡単に取れる部類であると言えます。

私がHSK4級に合格するために
実際に行った勉強方法

実際に使った参考書など

  • Hello Chinese
  • HSK公式過去問題集
  • YouTubeのHSK4級に特化した単語動画

3ヶ月前〜1ヶ月前

まずは『Hello Chinese』というアプリ(有料)を入れて基本的な中国語の文法や発音を一通り学ぶことから始めました。

『Hello Chinese』
<Google Play>

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.hellochinese&hl=ja&gl=US
<App Store>

https://apps.apple.com/jp/app/hellochinese-中国語を学ぼう/id1001507516

まずは前日の復習と漢字練習を0になるまでこなし、その後1日1単元丸々行い、総括まで行うというルーティーンを毎日こなしました。
ゲーム感覚でできるアプリなので、すんなりと基本的な文法や単語を身につけることができました。

HSK1級レベルまでは無料でできますが、HSK4級レベルまでいくにはお金を払わなければなりません(※1)。絶対に料金を支払ってでも続ける価値があります。有料のアプリは迷う方が多いと思いますが、ここまで楽しく中国語を学びながらできるアプリは中々ありません。まずは無料体験版でも良いのでやってみてください。きっとお金を払う価値があることに気づくでしょう。

1ヶ月前〜2週間前

『Hello Chinese』を一通り終えることができましたら、HSK公式サイトに載っているレベルチェックの問題を解いてみましょう。そこで6割以上正解しているのを確認し、HSK4級の受験をに申し込みましょう。
(もし6割以上取れなかったら、HSK3級にシフトチェンジした方が無難でしょう)

そしたら『Hello Chinese』アプリを再び一巡します。大体試験日の2週間前までに終えるようにします。
(2度目なのでサクサク進めることができます)

2週間前〜本番当日

試験日の2週間目にHSK4級の過去問題集を購入しました。

この過去問を本番前日までに2周解きましょう。そうすれば、問題の傾向がなんとなく掴めてくるのと同時に、単語力も上げることができます。

また、この2週間にYouTubeでHSK4級に特化した単語動画を隙間時間で見ることを意識しました。

私が実際にお世話になった動画

こちらの動画を繰り返し聞くことによって、単語を覚えるだけでなく、リスニング力も鍛えることができるので、とてもお勧めです。
本番当日も移動中に動画で予め中国語の耳にしておくことにより、試験後すぐに始まるリスニングの問題もすんなり対応できます。

実際にHSK4級を受けた当日の様子と結果

試験当日の持ち物

  • 受験票
  • 写真付き身分証明証
  • 写真
  • 筆記用具
  • 時計

当日の持ち物は他の試験と特に変わりありません。受験票と身分証明証を忘れると受験できないので、特に忘れないようにしましょう。

試験当日の流れ

受付時間9:10〜9:30
試験開始時刻9:30〜

試験が開始すると、まずは聞き取りの問題(約30分)から始まります。聞き取りの問題が終了すると、5分間解答用紙に記入する時間が設けられています。とても優しいですね。その後は、読解問題(40分)、作文(25分)と順に行われていきます。こちらのテストは全て開始と終了の指示があります。ですから読解問題の時間中に勝手に作文の問題を見たりすることは禁止事項ですので注意しましょう。

HSK4級の結果

見事に合格しました✨

6割以上(聞き取り:100点 読解:100点 作文:100点 合計:300満点の内180点以上)で合格だから結構ギリギリではありますが、合格には変わりありません!
ですが、正直全体的に6割取れてるとは思っていませんでした。体感的には聞き取りが一番自信がなくて、読解問題はそこそこできてるんじゃないかなーという感じでした。1問1問点数配分が違うみたいなので、もしかしたら一番配点が高い読解問題を尽く外してしまったのでしょうね😅

まとめ

いかがだったでしょうか?
実際に0からHSK4級合格レベルに到達できることを証明できたかと思います。ここだけの話、1ヶ月前から2週間前まで勉強をサボったりしていた日がありました。それでも無事に受かることができました。
HSK4級は簡単に取得できるので、是非みなさんもチャレンジしてみてください。

※1:1ヶ月利用で US$8.99 / 月、3ヶ月利用で US$19.99 / 3カ月、1年間で US$59.99 / 年

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投稿者

kuonkaito.606@gmail.com
久遠海音です♪ 旅行や漫画・アニメが大好きで、特に海外旅行へ行くことを生きがいにしている貧乏人です。そんなインドア貧乏人が海外旅行に行った時の体験記を中心にブログを書いています。

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