1ヶ月ヨーロッパ旅行 Day21
ドイツに行ったら行っておきたい場所。
ユダヤ人強制収容所です。
ベルリンから電車で行ける範囲にあると言う情報を得た私は朝早くからそちらへ向かうことに。
Orenienburg駅で降りて、Google Mapを見ながら徒歩で収容所へ向かう。
案の定、迷いました。
なぜか収容所の裏の方に来てしまい、住宅街にいました。
遠回りをしながらも、ようやく到着。
そんな訳で今日はザクセンハウゼン収容所(Sachsenhausen Memorial and Museum)に行って参りました。
日本語翻訳されたパンフレットがあると聞いていたので探してみるが、見当たらない。
入り口のカウンターに人がいたので、訊いてみるが、日本語パンフレットはないと言われ、英語のを渡された。
(聞いてた話と違う・・・)○Oo( ;∀;)
仕方ないので、そのまま中に入ることに。(ここは無料で入れます)
「働けば自由になる(Arbeit Macht Frei)」と書いてある門。哀しさを感じます。
中に入ると、とても広い敷地が。ほとんどの建物がなくなっているが、建物跡から多くの棟があったことが分かる。
いったいここにどれだけのユダヤ人が迫害されていたのだろうか・・・?
ここにはユダヤ人以外も政治犯やジプシー、各地の占領地での逮捕者など最終的に約20万人以上がこの収容所に送られたとか。
建物を発見したのでその中に入ると、収容者たちが実際に生活していたトイレや風呂などを見ることができました。
再び外に出るとそこには「杭」と呼ばれる罰のための柱が。
「杭」と呼ばれる罰は、まず鎖が垂れ下がっている3メートルの木の柱に囚人を後ろ手で組まされた状態で足が地から離れるまで吊るしあげ、腕がねじ上げられた状態にします。さらにその苦痛の姿勢のままで数時間にわたり親衛隊員に殴りつけられます。
他にも様々な刑罰によって、収容者を苦しめたようです・・・
そんな収容者たちが書いた落書きも残されています。
当時の収容所の様子を撮影したものや描いたものの展示ブースにやってきました。
こちらが描かれている釜戸。
建物のほとんどの扉が開かない状態(他の観光客がドアが開かないたびに「¥%°÷ winter →○*」と話していたので、冬季はどうやらほぼやってない状況らしい)になっていましたが、行く価値はあったと思います。
写真にはありませんが、研究所みたいな施設を外から見ることができたりなど。
そこじゃなきゃ感じられない空気というか重い感じがありました。
ベルリンに訪れる機会がある方はぜひこちらにも足を運んでみてください。
人の残虐さと弱さを感じることができます。
そして関係ないかもしれませんが、私のiphoneが何故か3度も充電切れになって撮りたい写真(トイレや風呂、研究所など)が撮れないというアクシデントが。
デジカメも持っていっているので撮れたことは撮れましたが、場所が場所だけにちょっと不気味でした笑
それが後にあんな事件に繋がるとは・・・この時は思ってもいませんでした。