1ヶ月ヨーロッパ旅行 Day 11
・・・・・・・時は、パリに着いた日(Day8)に遡る。
この日、実はコンシェルジュリーという、フランス革命時にも使われた牢獄も見に行く予定でした。
しかしながら、なぜか工事の音がコンシェルジュリーから鳴り響く。
ふと張り紙を見ると、『1月27日 9:30 リニューアル!』みたいな事が英語で書かれている。
え?まじ???
HPには特に工事のことは何も書かれてなくて、普通に『開館中』みたいだったのに・・・。
仕方ないので、その時は諦め、Day11に見に行くことに。
そして迎えた今日この日。近くにステンドグラスがきれいな教会があるという事で、まずは朝早くからサントシャペルに行ってからのコンシェルジュリーに行こうと予定してました。
サントシャペル教会は口コミ通り、ステンドグラスが凝っててめっちゃ綺麗でしたよ(*⁰▿⁰*)
ヨーロッパなので、教会に行く機会が多いですが、もしもっとキリスト教のことを学んでいたらもっと面白いだろうなあとつくづく思い知らされました。
実は歴史学観点からキリスト教は学んでたので、まあ分かるだろうと思ってたんですが、甘かったです・・・。
やはり教会となると道具とか装飾の意味とか説明されないと分からなくて、そういう意味では宗教学観点からもっと学んでおきたかったなあと。
次に行くときは基本ぐらいは理解したいと思いました。
さて、ずっとここに居たいと思えるくらい素敵な教会でしたが、そろそろコンシェルジュリーが開館している頃。
早速予定通りにコンシェルジュリーへ向かうと、何やら工具が外に無造作に置いてありました・・・・。
嫌な予感がし、扉に目を向けると再び張り紙が。
そこには『10:30から』という内容が。
・・・・・・
クッッッッッッソ!!!!! マジかよ!?!
さすが、フランスだな、おい!!
せめてHPにその事が書いてあればまだ救いがあるのに、案の定HPには9:30からやってる、としか書いてなかったよ。どういう事だってばよ!?
もう・・・何も信じられない_:(´ཀ`」 ∠):
また時間が伸びるかもしれないから、先に別のとこ行って、午後にまた来るか・・・。
ていうか今日見れるのか・・・?
少々不安になりながらも、オルセー美術館に先に行くことに。
オルセーでは、ゴッホやマネ、モネなどの作品を鑑賞。
こちらの美術館は元々は駅ということで、所々その時の名残が。
駅を美術館にしちゃうっていう発想。そういうの好きです笑
その後に念願のコンシェルジェリーに!
今度は、ちゃんと入れるだろうな・・・?
半信半疑になりながら、扉から入ると・・・
入館できました✨✨✨
念願のコンシェルジュリー✨
こちらはカペー朝の頃に王宮として建てられ、のちに牢獄として使われるようになりました。
そして1973年から2年の間、多くの王族や貴族などの旧体制派が収容され、当時はその牢獄に入ると必ず死刑になるというので「死の牢獄」「ギロチン控えの間」と呼ばれました。(実際2780名に対して死刑判決が下された)
そんなコンシェルジュリーですが、当時、牢獄は有料!!
なので、払った額に応じて部屋のランクが変わります・・・。
最下層は藁が床に敷かれただけの部屋で、とても不衛生で多くの囚人が病人だったとのこと。
富裕層だと家具のある独房(家具の持ち込みOK)で、読書や仕事もできたとのこと。
シビアですね・・・。
フランス革命時には、王族も収容されていた場所。
そのため、コンシェルジェリーにはマリー・アントワネット達が収容されている様子をマネキンを使って模してあるということなので、大いに期待。
しかし、いない。
マリー・アントワネットのマネキンどころか他のマネキンもいない。パンフレット(英語)を見ても全部回りきったようだし、どういうことだ!?
そして張り紙をもう一度よく思い出しました。
確か、『リニューアル』とか書いてあったような…
( ̄д ̄;)!?
まさか…無くなったのか?
嘘!? え、本当に!?
またパンフレットを見て見るとツアー参加者(フランス語or英語のみ)だけが見れるエリアもある模様。
もしかして、そこにあるのか?!
館内の人に真相を訊いてないのでどうなのか分かりません(←チキン)が、私は結局期待していたところを見ることが叶いませんでした。
・・・・後日調べると、丁度この時の改装で人形がすべて撤去されてしまったとのことorz
なんてこったい・・・・。
でも!! それでも!!
当時の囚人達が残した文字などを見ることができたし、マリー・アントワネットが来ていた服とか見ることもできたりと、他の要素で十分楽しむ事ができたので、これはこれでよかったかな、と。